本年5月28日(土)と29日(日)に仙台市艮陵会館において対面で開催する予定でした第38回東北矯正歯科学会学術大会は、今後の新型コロナウイルスの感染状況がまったく読めない状況を鑑み、前回同様Web形式(オンデマンド配信期間5月29日から6月12日)で開催することになりました。対面での大会を心待ちにしていた会員の皆様には大変申し訳ありませんが、ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。
今大会の基調テーマは「過去を知り、未来を拓く」とさせていただきました。最近の矯正臨床に関わる技術革新、科学と医療の進歩の中で、これまで蓄積された知識やエビデンスに基づく最良の医療・技術について考える機会になればと考えております。特別講演では、東京医科歯科大学教授の森山啓司先生ならびに福岡歯科大学名誉教授の石川博之先生をお招きし、「骨格性下顎前突症患者の外科的矯正治療における舌の形態・位置・運動変化様相」、「成長期の骨格性不正咬合に対する治療結果の予測」についてそれぞれご講演いただきます。お二人の先生は、(公)日本矯正歯科学会において理事長など先導的な役割を長年に亘り務められてきており、歯科矯正学の現状と未来に関して貴重なお話をいただけるものと期待しております。招待講演では、旭川市でご開業の上地 潤先生に「当院における矯正診断と治療計画の立案のためのデジタルワークフロー」についてお話をいただきます。上地先生は三次元診断やシミュレーションを先駆的に矯正歯科臨床に取り入れている先生です。また、新進気鋭の大学の4名の先生方による「3大学若手シンポジウム」およびe-posterによる学術・症例展示(7題)、商社展示を予定しております。
5月下旬は、「青葉もゆるこのみちのく」、緑真っ盛りの時期であります。本来であれば、会員の先生方に仙台の地にお越しいただき、熱い議論を通して知識と会員間の親睦を深める良い機会となる予定でした。残念ながら今回もWeb形式での開催となりますが、多くの会員、関係者の皆様に本学術大会にご参加いただき、歯科矯正学に関する理解が益々深まることを祈っております。
---------------------------
ホーム―ページに掲載しておりました特別講演1と招待講演のタイトルについて訂正いたしました。
事務局の不注意でご迷惑をかけしましたこと、お詫び申し上げます。
第38回東北矯正歯科学会学術大会大会長
溝口 到
第38回東北矯正歯科学会学術大会大会長
溝口 到
※各種会議は5月29日(日) の11:00から16:30の間で開催されます。
特別講演1 | 森山 啓司 先生(東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 顎顔面矯正学分野 教授) 「骨格性下顎前突症患者の外科的矯正治療における舌の形態・位置・運動変化様相」 |
特別講演2 | 石川 博之 先生(福岡歯科大学名誉教授) 「成長期の骨格性不正咬合に対する治療結果の予測」 |
招待講演 | 上地 潤 先生(旭川公園通り矯正歯科) 「当院における矯正診断と治療計画の立案のためのデジタルワークフロー」 |
学術・症例展示 e-Poster | |
3大学若手シンポジウム 動画 岩手医科大学歯学部口腔保健育成学講座歯科矯正学分野 桑島 幸紀 先生 「National Database を用いた顎変形症および口唇口蓋裂の実態について」 東北大学大学院歯学研究科顎口腔矯正学分野 伊藤 新 先生 「歯科矯正用アンカースクリューを用いた上顎前歯牽引症例における歯槽骨の形態変化の解析」 東北大学大学院 歯学研究科 頭蓋顔面先天異常学分野,東北大学病院 顎口腔機能治療部 島田栄理遣先生,遠藤千晶先生 「東北大学病院における第一第二鰓弓症候群の診断と治療について」 奥羽大学歯学部成長発育歯学講座歯科矯正学分野 竜 立雄 先生 「矯正歯科における成長発育期の口腔機能評価 ―舌圧・口唇圧測定の臨床応用―」 |
|
商社展示 e-Poster |
学術委員会 | 5月 29日(日) 11:00~12:00 Web会議 |
編集委員会 | 5月 29日(日) 11:00~12:00 Web会議 |
広報・IT・危機管理委員会 | 5月 29日(日) 11:00~12:00 Web会議 |
理事会 | 5月 29日(日) 12:30~14:30 Web会議 |
評議員会 | 5月 29日(日) 15:00~16:30 Web会議 |
一般会員 | 4,000円 |
減額対象者 | 2,000円 |
非会員 | 5,000円 |